この記事はSOXAIアプリの機能についての概要を提供するものであり、専門的な内容やガイドラインを提供するものではありません。したがって、正式な参考文献やガイドとして使用できるものではありませんので、詳細な情報や専門的なアドバイスについては、関連する専門書や専門家にご相談ください。
※説明に使用している画像はイメージです。実際の画面と異なることがございます。
1. はじめに
SOXAI RING 1は、光電式容積脈波(PPG)センサーを使って測定した血中酸素レベルに基づいて、睡眠時の呼吸の状態を評価することができます。 この記事では、この機能の仕組みと計算方法について説明します。
2. 仕組み
SOXAI RING 1は、赤色光と近赤外線の光を発するLEDを光源とした光電容積脈波センサーを使用して、血中酸素レベルを測定しています。血中酸素レベルは、赤色光と近赤外線の光が血液中の酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンにどの程度吸収されたかを測定し、その吸収度合いの比率を計算することで求められます。
SOXAI RING 1が測定ターゲットとしている指の腹は、メラニン等の光学的な夾雑物が少ないことや、動脈へのアクセスが容易なこと、さらにはセンサーの密着性が保たれやすいことから、高い精度で血中酸素レベルを測定することができます。また、指輪型のデバイスは、時計型のデバイスと比較すると、睡眠中の装着負担を大きく軽減することができます。これらの理由から、SOXAI RING 1は夜間の血中酸素レベルの変動の測定を目的に日常的に利用するデバイスとしては最適解であると言えるかもしれません。
睡眠時の血中酸素ウェルネス測定機能では、リングが睡眠状態を検知すると自動的に測定を開始し、覚醒(目覚め)を検知するまで常時連続的に血中酸素レベルの測定が行われます。
睡眠中に何らかの理由で呼吸が止まったり、不安定になったりすると、それが血中酸素レベルの低下として現れます。SOXAI RING 1は睡眠中の血中酸素レベルを常時連続的に測定しているため、血中酸素レベルが低下したことを検知することができます。
睡眠中の血中酸素ウェルネスの状態は、一時間あたりの血中酸素レベル低下イベントの回数に基づいて、正常・やや懸念・要注意・高リスクの4段階で評価されます。
血中酸素レベルの変動は、睡眠時の姿勢、花粉症等のアレルギー、風邪、アルコール摂取、睡眠時無呼吸症候群、その他の健康状態の要因によって引き起こされることがあります。これらの要因が気道の一部を塞いでしまい、酸素の摂取量が減少することで血中酸素レベルの低下が起こります。
従って、健康な方でも血中酸素レベルが低下が一時的に増加することはありますが、ひと晩のデータだけに焦点を当てるのではなく、長期的な結果に注目することが重要です。
3. SOXAIアプリでの表示
血中酸素ウェルネスの評価結果は、SOXAIアプリの睡眠眠タブ>睡眠時の呼吸コンポーネントに表示されます。
グラフのバーは5分間隔で表示されます。5分間に検知された血中酸素レベル低下イベントの回数に比例して、グラフ上のバーの長さと色が変化します。
4. 留意事項
本機能は、特定の疾患の診断や治療、その他の医療目的での使用を意図したものではなく、健康管理および情報記録の支援を目的としたものです。
適切な結果を得るために、リングのセンサーが指の内側にあり、リングがしっかりとフィットしていることを確認してください。